清末の大陸風物を探知した東亜同文書院卒業生2018.11.01 00:22 東亜同文会が南京に学校をつくったのは一九〇〇年五月。翌月、義和団の乱が起こり、一九〇一年に上海に拠点を移して東亜同文書院と改称した。列強の中国進出に対抗して「支那の保全」を掲げた東亜同文会であったが、旗揚げ直後から、清朝の政治的混乱や連合軍による北京占領など列強の軍事力を目の当...
孫文と津軽の山田兄弟2018.10.31 23:57 霞山会主催 津軽シンポジウム 2018年4月28日 萬晩報主宰 伴武澄 ◆はじめに 明治維新が成功したのは、アメリカで南北戦争(1861-1865)があり、ヨーロッパで普仏戦争(1870-1871)があったおかげではないかと考えることがある。列強が東アジ...
117回夜学会 「吉里吉里人」にみる独立国家の世界2018.10.31 23:17 40年も以上前のこと、井上ひさしは「吉里吉里人」という長編小説を書いた。長編ながら東北地方で起きたたった2日間の独立騒動を描いた。藤原時代、東北地方は金の宝庫だった。その当時の埋蔵金があることを前提に、金兌換性を持つ通貨イエンの強みを基礎に、エネルギーと食糧の自給自足が成り立つ...