第147回「高知の交通システムを考える」

9月20日(金)の第147回夜学会は開催します。

テーマ:高知の交通システムを考える。

日時:9月20日(金)午後7時から

場所:WaterBase

講師:伴武澄


以前に100円バスの話をテーマとして話したことがある。地域の交通機関の課題は単に採算性の問題ではない。バスも鉄道も赤字路線は補助金頼みである。その補助金頼みを「税金で運営する」という逆転の発想で運営できないかというのが今回の問題提起である。 これまでの問題は、利用者減、赤字、値上げ、さらなる利用者減、路線廃止の連続だった。今も全国各地でそのような事例が相次いでいる。 一方、高齢者の運転免許返上の問題もある。もちろん事故を起こす可能性のある高齢者が運転を続ける危険はあるものの、公共交通機関が貧弱であったり、高い運賃であることを考えると、運転免許を返上しない高齢者を一方的に批判できる環境ではない。 いまほど車がなくとも暮らせる社会環境の整備が不可欠な時代はない。 理想はワンコイン公共交通機関である。幸か不幸か高知県の公共交通機関は基本的に1社体制である。しかも100%自治体出資の会社、とさでん交通が支配している。資本金10億円、年間売上高50億円である。 50億円のうち、多くが200円区間の利用者だと考えると、100円にすると、売上高は単純計算で半減することになる。県と市町村が差額の25億円を負担すれば、できないことではない。 西鉄バスなど過去の100円バスの成功例をみれば、実は乗客がほぼ倍増するから自治体の補助金はたぶん数億円で済むはずである。それくらいの財源は現状でも大した負担とはならない。 高齢者が町に出るチャンスが増えれば、高齢者が元気になり、医療費や介護費の負担は確実に減少する。 今、公共交通の将来は逆転の発想が不可欠なのだ。

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