センダンの実

高知に帰ってまもなくの頃、安芸市の岩崎弥太郎旧宅の近くの川辺を散策していて、薄紫の小さな花をたくさんつけた大きな木があった。近所の人に聞くとセンダン(栴檀)の木だといっていた。幹も縦に樹皮が裂けるように亀裂が入って独特の存在感を示していた。その後、秋になると小さな実をたくさんつけるこの木を高知で多く見かけることになる。

選挙をやるようになって、毎日はりまや橋周辺を歩くと、歩道の多くのセンダンの実が落ちていることに気づいた。「栴檀は双葉より芳し」というのだから、どんな双葉がでるか試してみようといくつか実を拾ってポットに植えてある。

ネットで調べてみるとセンダンは「高知市の木」であることが分かった。道理でセンダンの木が多く茂っているわけだ。サクラほど華やかではないが、なかなかきれいな花なのでセンダン並木でもつくれば名物道路になるかもしれない。とにかく高知市の木なのだから、もっと大切にしなければならない。

実は「栴檀は双葉より芳し」のセンダンは白檀のことで、センダンの若葉に大した匂いはないそうなので蒔いた実が発芽する前から少々がっかりしている。


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